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思い込み読み

by oyatsutakiko

小さい頃など、言い間違えたり、読み間違えたりしたことはどなたでもあることかと思う。
言葉を覚えたての子が「がじゃいも」なんて言い間違えるのは本当に可愛いし、ひらがなを覚えたての子が、「よ・う・ち?え・ん」なんてなぞりながら読む姿もとても可愛いし素敵だ。

小学校、おそらく1年生くらいの頃のことだったと思う。
熱い風呂が苦手だった私は、銭湯の湯船につかるときの定位置、水がじゃばじゃば出せるところに陣取り、大きな富士山の絵や、その下の、今だったらアンティークで高値がつくかもしれない雰囲気を醸す広告などを見ながら自分の回りを適温まで下げて温まっていた。

広告と広告の間に但し書きが貼ってある。

「カランはゆずり合い、必ず手で押しましょう」

まことにごもっともな文章を、小学校1年生の私は、

「カランはゆずりあいずでおしましょう」

と読んでしまったのである。ん?ゆずりあいずって何?
ゆずるよーって合図?ここ空いてるよーとか、ここもうすぐ終わるよーとか…

などというようなことを考えていたんだと思う。と、ご近所のおばちゃんが、
「あっこちゃん、何ぼーっとしてるの?(笑)」
と話しかけてきた。
本人は、本気で色々考えてるんだからぼーっとなんてしていない、おばちゃん、
「ぼーっとなんて、してないよ」

するとおばちゃんは優しく笑い、
「そういうのをぼーっとするっていうのよ(^^)」
と言った。

そうかぁ。こういうのをぼーっとするっていうんだ。と妙に納得してしまった思い出がある。

結局、この読み間違えは母に正しく読み直してもらい、理解理解と腑に落ちたのだが、しばらくの間、読み間違えてはちがうちがう、なんて風呂につかるたびにやっていた。


娘の小さい頃もなかなかだった。

♪「うーんめいの〜るーうれっ なわして〜」

♪(運命の ルーレット 回して)

♪「ひーこうよひーこうよひーこうよつばさひろーでー」

♪(行こうよ行こうよ行こうよ翼広げ)

これをなりきりノリノリで歌うものだから、笑いを耐えるのがほんとタイヘンだった。

小学校2、3年生くらいのことだったと思う。

娘と息子を連れてイオン(当時はサティかな)に買い物に行った帰りの駐車場でいきなり、

「ママー!空飛ぶ鹿注意って書いてあるー!!!」

ええっ?!

買い物を積み込み、下の息子を車に乗せてたりしてた私はびっくりして
「どこどこ?!」と言いながら看板を探す。

「アイドリングストップ 空吹かし注意」

これはっ⁈どこをどうすると空飛ぶシカがでてくるのーーーーっ!(≧∇≦)

みんなで爆笑して、あまりに素敵すぎたので、
soratobushikacyuui でメールアドレスを作ってしまった。


前項の「オン、オン」で、娘は思い込み読みを遺伝だというが、
間違いなく君の方が上をいっていると確信している。



oyatsutakiko
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