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一生ものの本

by oyatsutakiko

前回の「小さな瞳とアップルパイ」からだいぶ日が経ってしまった。

書く内容は決まっていたのだが、なかなかまとまらないままブログ以外のことにかまけていて、気が付いたら何ヶ月も経ったことに驚く。何ヶ月という期間は、テーマは決まっているのに、文章の組み立ては頭の中で雲の形のように変わっていく。今更ながらこれはいかーんと入力し始める。

こんな感じの不定期ではございますが、よろしかったら”だだもれ読むおやつ”文章におつきあいいただけますと嬉しゅうございます。<(_ _*)>

では本題。

前回の素敵な女の子の文章に触れて思い出し、ぜひとも紹介したい本がある。こちらも子供の素敵なところがたくさん詰まっている本である。

「ノンちゃん雲に乗る」

初版は1967年、いまから何十年かまえの〜、という書き出しで始まる物語は、小学校2年生のノンちゃんが自分の家族、お父さんとお母さん、にいちゃん、犬のエスとの日常を、夢の中で出会った ”雲の上のおじいさん” にお話するといった設定で進んでいく、戦前の頃のご一家の物語である。

あさってから級長(今で言えば学級委員長でしょうか)になるノンちゃんも、二つ年上のにいちゃんも、とっても魅力的な子たちである。優秀なノンちゃん、元気なにいちゃん、どっしりとしていて穏やかなお父さんと優しいお母さんとの日常は、小さい頃はノンちゃんの気持ちになって読み(または読み聞かせてもらい)、大きくなってからも折々に読み返し、お母さんやお父さんの気持ちになったり、自分が子供の頃には気付かなかった他の背景に感心したりしている。折々に何回も読みたくなる本である。

子供たちが小さい頃は、それこそお手本にしたいなぁと読み返したが、こんな風に穏やかに落ち着いて接したとはとても言い難く、お父さんとお母さんのお人柄に今でも思いを馳せる。

 先日、今週末のイベント出店の道順確認にと、四季の里まで車を走らせた。

行ってから思い出した。

子供たちが小さい頃に家族で遊びに来た場所だった。

景色の中に、小さかった子供たちがありありと浮かんできた。

過ぎてしまうと子育ての時期はあっという間だねと主人と話した。

上の娘は今春、さらりと自立し、がんばっている。

下の息子は今、受験勉強に勤しんでいる。

日常の家事の他はもう、手間がかかるということはかなり少なくなった。

  福島の会津、そして山形の米沢で子育てが出来たことに、とてもとても感謝している。

さて。

30の頃と同じ気持ちで、新しいことを学ぼう。

今、そう思っている。

少し時間がかかりそうだけれど、おかげさまでこれから取り組むことが見えてきた。

そして、雲の上のおじいさんの心境に近づくのは、きっとまだ先である。

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